【図解入り】腰痛の対策や悪化させない方法について現役セラピストが解説!

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「最近、腰が重だるいのが気になる」
「病院に行くほどではないと思うが、このまま悪化したらどうしよう」
「運動をすると良いとか対策を聞いたりするが、仕事が忙しくて本格的な時間を取れない」

そんな腰の違和感を感じながら、不安を抱えたままになってしまっている方もいるのではないでしょうか。

しかし、腰痛は日常のちょっとした工夫で悪化を防ぎ、負担を軽減することが可能です。

大切なのは、無理な運動ではなく、手軽にできて無理なく続ける対策を取り入れること。

手段を誤らなければ、続けることによって効果が望めます。

この記事では、忙しい中でも取り入れやすい対策を、図解などを入れて紹介しています。

腰の不安を少しでも減らし、気にせず暮らせる日常を手にするために、できることから実践していきましょう。

様々な対策を紹介しているので、最後まで読み自分に合った対策を見付けて実践してください。

腰痛とは、腰周辺に痛みや不快感を生じる症状の総称です。

主には腰椎や腸腰筋、その周辺に症状を感じます。

腰は主に上半身を支える重要な部位です。

長時間の同一姿勢や荷物による負荷の増加などが主な原因となり、痛みや不快感を感じることになります。

具体的には以下のような原因が考えられます。

  • 長時間のデスクワークで同一姿勢が続く
  • 立ち仕事や重たい荷物を持つ
  • 運動不足で筋肉を動かしていない
  • 机や椅子、寝具の高さや柔らかさが合わない

このように、腰痛とは日々の生活習慣や体の使い方などの積み重ねから起こる場合がほとんどです。

こういった場合、適切な生活環境の見直しや対策によって改善に向かいます。

しかし突発的な腰痛もあり、場合によっては医療機関を受診することが重要な場合もあります。

特異的腰痛非特異的腰痛
原因特定できる特定できない
検査異常が見つかる大きな異常は見つからない
特徴安静でも強く痛むことがある
 (しびれや麻痺が出ることがある) 
 軽い痛みや怠いと感じることがある 
(動くと楽になることが多い)
傾向放置すると悪化の可能性がある生活改善で軽減しやすい
 対処法 医療機関を受診する運動やストレッチ、姿勢改善をする
割合約15%約85%

※参照:「腰痛対策」(厚生労働省)

腰痛には、大きく2つの種類に分類されます。

  • 特異的腰痛
  • 非特異的腰痛

それぞれの特徴について見ていきましょう。

特異的腰痛とは、医療機関で診断される病状のことを指し、主には下記のようなものを言います。

椎間板ヘルニア椎間板(軟骨組織)が飛び出して神経を圧迫してしびれや痛みを引き起こす
脊柱管狭窄症神経の通路(脊柱管)が狭くなりしびれや痛みを引き起こす
腰椎圧迫骨折背骨が潰れて激しい痛みやしびれ、麻痺を引き起こす
すべり症腰の骨が前後にずれてしびれや痛みを引き起こす

特異的腰痛に分類される腰痛症状の方は、病院での診察を受けましょう

なぜなら、医療機関での治療が必要となり、誤ったケアをすると症状を悪化させてしまうからです。

しびれや麻痺、力が入らない、強い痛みが安静時や長期に継続する、発熱を伴うといった症状の場合、特異的腰痛のサインとなります。

できるだけ速やかに、まずは医療機関での診察を受けましょう。

非特異的腰痛とは、病院での検査(レントゲン・MRI)では異常が見つからない、病名のつかない腰痛を言います。

非特異的腰痛の腰痛症状の方は、生活習慣の改善などのセルフケアに努めましょう

なぜなら、医療機関の診察を受けても一時的な対処療法(痛み止め薬や湿布の処方など)が主になり、根本的な改善にはならないからです。

腰や腰回りが重だるい、同じ姿勢が続くと痛む、動いた時にズキッと痛むといった症状の場合、非特異的腰痛の可能性があります。

その場合の主な原因としては、老廃物(体の中で要らなくなった疲労物質)の滞留による筋肉の凝りや張りとなります。

生活習慣の改善やマッサージを受ける、対策グッズに頼るなどして、慢性化を防ぐために早めの対処をしていきましょう。

腰痛を悪化させない対策は主に3つあります。

  • 座り方や姿勢を正す
  • 適度な運動をする
  • ストレスを解消する

それぞれ見ていきましょう。

正しい姿勢を意識すると良いでしょう。

姿勢が悪いと、骨盤が後ろに倒れて腰の筋肉や椎間板に余計な負荷をかけてしまうからです。

座るときは、下記のことを意識しましょう。

  • 猫背にならない(椅子に座るときは深く腰掛ける)
  • 骨盤を立てるように意識をする
琉音
琉音

毎日の姿勢を正すだけでも、腰の筋肉や椎間板への負担が軽減します。

また、60分に一度は立ち上がって軽く歩くことも筋肉運動となり効果的です。

無理のない程度に、適度な運動をすると良いです。

体を動かさないと血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まってしまいます。

また、体温が低下することから、筋肉が張って硬くなり、さらに老廃物が流れにくくなる悪循環につながります。

たとえば、30分程度の軽いウォーキングやジョギングで筋肉を動かすと、筋肉がほぐれて体の流れが改善可能です。

筋肉を動かすための運動なので、少し物足りない程度で十分な効果を得られます。

負荷をかけすぎると、筋線維が破壊されてより硬い筋肉になってしまう恐れがあるからです。

無理をせず適度な運動を生活に取り入れて、継続することを心掛けましょう。

【体内循環の特徴】

ストレスを解消して自律神経を安定させましょう。

なぜなら、ストレスで自律神経が乱れると、交感神経が優位となり緊張(興奮)状態になるからです。

緊張状態になると、血流やリンパの流れも悪くなってしまいます。

筋肉の緊張状態が悪循環を生み、結果として腰痛へと繋がるからです。

ストレスを溜め過ぎないためにも、周囲に聞いてもらうことや紙に書きだすなどが効果的といえます。

不用意にストレスを抱え込まないように心掛けて過ごしましょう。

腰痛を改善させる対策は主に3つあります。

  • 患部を温める
  • ストレッチをする
  • マッサージを受ける

一つずつ見ていきましょう。

腰や腰回り、下半身を温めるのが効果的。

腰痛の多くは、血流、リンパの流れの不良から起こるからです。

ただし、ぎっくり腰などのズキズキする痛みや患部に熱を感じる場合は控えましょう。

温めることで体内循環が改善して痛みやだるさが軽減されます。

入浴時には38℃〜42℃のぬるめのお風呂に10〜15分程度つかり、温めましょう。

寒い季節には使い捨てカイロで患部を温めるのも良いです。

慢性的な腰痛は患部を温め、筋肉の緩和や体内循環の改善が欠かせません。

継続的に温めることで、腰痛の軽減につながります。

腰まわりや、関連するお尻と太ももの筋肉をストレッチでほぐしましょう。

長時間の同一姿勢は、腰やお尻、太ももの筋肉を硬くしているからです。

筋肉が硬くなると血流、リンパの流れが悪くなり、老廃物が筋肉の中に滞留します。

ストレッチで筋肉を和らげて、老廃物を流すことで痛みやだるさを軽減できるのです。

主には、下記4つのアプローチが有効なため、イラストを参考に実践してください。

痛みを感じない範囲で徐々に伸ばしていくことがポイントとなります。

【腰部のストレッチ】

【腰部のストレッチ】

【臀部のストレッチ】

【太もものストレッチ】

ストレッチは継続が大切なので、毎日できなくても無理のない範囲で継続しましょう。

マッサージを受けるのも効果的です。

セルフケアとは異なり、痛みやだるさの原因となる老廃物を直接流してもらえるからです。

その結果、血流やリンパの流れが促進され、持続的な効果が見込めます。

腰だけではなく、他のところも併せて施術してもらえる可能性があり改善が見込めるでしょう。

マッサージを受ければ体内循環が改善するため老廃物が溜まりにくくなります。

結果として、疲れが溜まりにくい体の改善につながるのです。

腰痛の対策に有効なグッズを5点紹介します。

  • クッション
  • マットレス
  • ブランケット
  • 湿布
  • コルセット

具体的に見ていきましょう。

腰痛対策 クッション

座り姿勢の多い方にはクッションの利用が有効となります。

クッションを入れることで、骨盤や背骨の位置が安定して腰への負担を減らせるからです。

座面用クッションや腰面用クッションなどがあり、椅子に置くことで、自然と正しい座位姿勢になります。

結果、腰周りの筋肉へ余分な負荷の軽減できます。

手軽に姿勢を整えて負担の軽減につながるため、腰が重だるい人は座るときにクッションを活用すると良いです。

腰痛対策 マットレス

睡眠時のマットレスを自分の体に合ったものに変えましょう。

マットレスが合っていないと、腰が沈みすぎたり反ったりして負担が掛かるからです。

柔らかすぎるマットレスでは背骨の自然な湾曲が崩れる結果、不自然な負担が掛かってしまいます。

体が沈みすぎない適度な反発力のあるマットレスなら、体圧を分散しつつ腰をしっかり支えてくれます。

結果、起きた時に腰の重だるさを感じにくくなり、痛みの軽減につながるのです。

マットレスは睡眠中の姿勢を整えて腰への負担を軽減してくれるため、自分の体に合った適度な反発力をもつマットレスを選びましょう。

ブランケットを使って腰周りを温めるのは、腰痛予防の効果が高いです。

USB電源で使えるホットブランケットなどもあるので、仕事中でも暖かく過ごせます。

体が冷えると血流が悪くなったり筋肉がこわばってしまい、老廃物が溜まりやすいので、温めるのが効果的です。

具体的には、下記のような活用方法があります。

  • オフィスなどの座り姿勢の際には腰周りにかけるように
  • 就寝時には腰周りを包むようにする

温めることによって、血流が促されると体温が上昇し、その結果、筋線維が緩み老廃物が流れやすくなり、腰の違和感を感じにくくなります。

症状に合わせて湿布を使い、腰の違和感を一時的に軽減させるのも効果があります。

湿布には以下のように種類があるので、症状に合わせて選びましょう。

  • 温湿布…患部を温める(慢性的な重だるさを感じる場合)
  • 冷湿布…患部を冷やす(ズキズキ痛む場合や患部に熱がある場合)
  • 消炎鎮痛湿布…ロキソニンテープなどの炎症を抑える薬剤を含むもの(冷湿布でも痛みが引かない場合)

このように、症状に合わせた使用をすることで、患部を直接的にケアしてくれます。

腰周りをコルセットで固定し、サポートするのも効果的です。

コルセットは、さらに悪化させてしまわないように、腰周りを安定させて動作時の負担を軽減してくれます。

痛みを感じている時や引いた直後には、コルセットを装着すれば、悪化や再発の防止に役立ちます。

また、立ち作業や重いものを持つ必要がある場合にも、コルセットが有効です。

ただし、常に着けっぱなしにすると、腰まわりの筋力低下につながる可能性があります。

以上の観点から、コルセットは必要な時のみ使うようにしましょう。

まとめ

腰痛は、同じ姿勢を続けたり、運動不足や生活習慣の乱れなどによって起こる場合がほとんどです。

軽い痛みの場合、病院で異常が見つからない場合があります。

こういった場合、姿勢や筋肉の緊張、老廃物の滞留などが原因となっている場合が少なくありません。

悪化させないためには、正しい姿勢を意識して適度な運動やストレス解消を取り入れましょう。

また、血流やリンパの流れを改善するために、腰や体を温める、ストレッチをおこなう、マッサージを受けるなどの対策も効果的です。

さらに、腰痛対策グッズを活用することで、腰への負担が軽減されます。

一方、患部がしびれたり、強い痛みが続いたりする場合は、特異的腰痛の可能性もあるため、早めに医療機関の受診をおすすめします。

腰痛は早期に適切な対処をおこなうことで、慢性化を防ぐことが可能です。

自分の腰痛の種類を正しく理解して、日常生活の改善と対策が欠かせません。

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